皆さま、こんにちは!
茨城県水戸市にあります川又感光社ドローン事業部「ドローンエア」です。
この度、私たちは最新鋭の無人ナノマルチビームソナーを駆使し、ふ頭における深浅測量を実施しました!
船舶が港湾やふ頭を安全に利用するには、正確な水深データが不可欠です。目に見えない水中の世界をいかに正確に把握するかは、常に大きな課題でした。
この課題を解決するため、私たちがどのように水中の「見える化」を実現し、港湾の安全と効率的な管理に貢献できたのか、詳しくご紹介したいと思います。
目次
- 見えない水中の世界を「見える化」:ナノマルチビームソナーの威力
- 船の往来が多い環境での対応力:無人ボートによる安全かつ効率的な測量
- 河川測量へのスムーズな応用、グリーンレーザーとの相乗効果
- 実績紹介:信頼と実績の理由
- 精密な水中計測は株式会社川又感光社へ!
1. 見えない水中の世界を「見える化」:ナノマルチビームソナーの威力
今回の深浅測量では、小さな無人ボートに搭載したナノマルチビームソナーを使用しました。このソナーは、水深わずかな場所から深部まで、海底の地形をミリ単位で詳細に計測できる優れものです。
具体的に何が「見える化」できるのかというと…
海底の堆積物
どこに、どのくらいの堆積物があるか、その分布を正確に把握することが可能です。


排水路付近の堆積物による凸凹など、目視では確認できない細かな起伏や構造を詳細に計測します。
溝などの地形
船の航行に影響を与える可能性のある溝など、これまで見えなかった海底の変化も3Dデータで捉えます。

従来の単一点での測量とは異なり、ナノマルチビームソナーは広範囲を「面的」に捉えることができるため、より高精度で密度の高い3次元点群データを取得できます。
今回の計測エリアは34,000㎡にも及びましたが、200点/㎡という高密度でのデータ取得を実現したことで、まるで水中の世界を「見る」かのように、地形を詳細に把握することが可能になりました。
この詳細な地形データは、港湾の維持管理計画や浚渫工事の設計、さらには災害時の状況把握など、多岐にわたる場面で極めて重要な基礎資料となります。
2. 船の往来が多い環境での対応力:無人ボートによる安全かつ効率的な測量

当初予定していた2箇所のふ頭のうち1箇所は、当日の船の往来が多かったため安全を最優先し、もう1箇所のみの計測に変更となりました。
このような状況でも、無人ボートとナノマルチビームソナーの機動性を活かすことで、限られた時間内で効率的かつ安全に作業を進めることができました。
危険な場所や、人が近づきにくいエリアでも、無人での測量が可能であることは、作業員の安全確保はもちろん、作業効率の向上にも繋がります。
これも、事前の綿密な計画と、変化する現場状況に柔軟に対応できる私たちの技術力と経験があってこそです。
実績紹介はこちらから
https://drone.k-kawamata.co.jp/survey/works/
3. 濁った河川の計測にも対応、グリーンレーザーとの連携

ふ頭での計測作業を終えた翌日、このナノマルチビームソナーとグリーンレーザーを併用して、河川の計測業務を行いました。
グリーンレーザーは、水中の透過性に優れているという特性があります。そのため、河川のような水の濁りがある水域でも、ナノマルチビームソナーと組み合わせることで、より高精度な水中地形データを取得できるのです。
この組み合わせにより、河川の管理や河川工事の基礎資料として、非常に価値の高いデータを提供することができました。
4. 実績紹介:信頼と実績の理由
川又感光社ドローン事業部「ドローンエア」は、これまでの豊富な実績と最新の技術力で、お客様の課題解決に貢献しています。
今回のふ頭の深浅測量のように港湾・河川の水中測量でお困り事があれば、ぜひ私たちにご相談ください。
実績の詳細は、こちらのページでご確認いただけます。
https://drone.k-kawamata.co.jp/survey/works/
5. 精密な水中計測は川又感光社ドローン事業部へ!
川又感光社ドローン事業部は、今回のナノマルチビームソナーやグリーンレーザーをはじめとする最先端技術を駆使し、深浅測量から水中構造物の調査まで、多岐にわたる水中計測業務に対応しています。
港湾、河川、湖沼など、あらゆる水域の「見えない」部分を「見える化」することで、安全な社会インフラの維持管理を強力にサポートいたします。
ドローン測量に関するご相談やご依頼は、ぜひ私たちドローンエア(川又感光社ドローン事業部)までお気軽にお問い合わせください!
より詳しい情報や事例は、https://drone.k-kawamata.co.jp/survey/works/でもご確認いただけます。
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